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- 内視鏡検査
内視鏡検査に携わって20年以上の日本消化器病学会認定消化器病専門医資格を持った院長が実施いたします。
非常に有用ですが、患者さんの苦痛が大きくなりがちで、患者さんは敬遠する傾向にあります。
二度と受けたくないではなく、リピートして頂ける内視鏡検査を目指しております。
苦痛は最小限に、迅速、丁寧にをモットーとしております。
不安のある方はご相談ください。
胃内視鏡検査(胃カメラ)
経鼻内視鏡を採用しています。直径5mm程度のカメラを鼻から挿入します。
従来のカメラの半分程度まで細くなっており、そのため従来の咽頭反射(オエッとする反射)が少なくて済みます。そのため従来の経口内視鏡検査よりも楽に受けられます。
経口法、経鼻法どちらでも対応可能です。患者さまと相談の上、決定しています。
※経鼻法を選ばれる方が多く、経口法と比べ苦痛が少ないと言われております。
検査が不安な方や以前内視鏡検査を受けたが、とてもしんどくてトラウマになっているような方は是非、ご相談ください。
胃内視鏡検査の流れと注意点
検査前日から検査後までの流れを、注意点を含め順番にご説明いたします。
ご自宅~検査まで
- 検査前日の夕食は軽めに、早めの時間に済ませてください。
- 水分摂取や薬の服用は問題ございません。
- 前日のアルコールは控えてください。
- 検査当日は絶食です。(少量の水分摂取は可能です)
- 高血圧や心臓の薬などは少量の水で服用してください(その他の薬は都度お問い合わせください)
- 汚れても構わない、体に密着していない服装でお越しください。
- 胃の中の泡をとる水薬を飲んでいただきます。
- 経鼻内視鏡の場合には出血止めの点鼻薬を鼻に入れます。
- 麻酔をします。(麻酔についてを参照ください)
検査中~検査後
- ベッドに横になっていただき、着衣が汚れないようシーツを掛けさせていただきます。
- 部屋が暗くなり、内視鏡が挿入されます。力を抜いてリラックスした状態で検査を受けましょう。
- 喉を通過する際には恐怖心と喉の反射で不安になりますが、心配無用です。
- その後も喉の違和感は多少ありますが、時間と共に慣れてきます。
- 実際に内視鏡挿入されている時間は5分強程度です。
- 検査結果をお伝えします。
- 鎮静剤を使用した方は、院内のベッドで少しお休みいただきます。
- 検査後1時間程度は食事をお控えください。
- 生検(細胞の検査)をした場合は、当日の飲酒はお控えください。
- 1時間程度たってから、服薬のある方は朝の薬の服用をお願いします。
麻酔について
<経鼻法の麻酔について>
麻酔のゼリーを塗布した柔らかいカテーテルチューブを鼻に挿入いたします。(挿入の際に少しの痛みを伴います)
ご希望の方には鎮静剤を注射します。ウトウトと眠い状態になります。
<経口法の麻酔について>
咽頭にスプレーやゼリー状の麻酔をします。
ご希望の方には鎮静剤を注射します。ウトウトと眠い状態になります。
大腸内視鏡(大腸カメラ)
炭酸ガス発生装置(フジノン社製)を使用しております
大腸内視鏡検査は、肛門からカメラを挿入し、大腸粘膜を観察していく検査です。
個人差が大きいですが、ある程度の苦痛を伴う検査であることは間違いありません。
しかし、大腸がんを見つけるのには唯一無二の検査で、欠かすことのできないものです。
大腸がんは急激に増加しており、40代で見つかる大腸がん患者さんも珍しくはありません。
当院では、患者さんになるべく楽に検査を受けて頂けるよう、前処置の工夫、新しい内視鏡機器の導入、二酸化炭素による送気
(検査中、検査後のお腹の張りがましになります)医師が必要と認めた場合には鎮静剤の使用など、なるべく患者さんに楽に受けて頂けるよう試行錯誤しております。
40代以上で一度でも便潜血陽性ならば、ぜひ一度は受けるべき検査と思っております。
日帰り大腸ポリープ手術
当院では、内視鏡を用いての日帰り大腸ポリープ手術を行っております。
リスクが少なく、切除可能なポリープと医師が判断した場合には、患者さんの同意のもと実施する場合があります。
術後は出血する恐れがありますので、自宅にて安静療養、お食事もこちらで用意した検査食となります。 翌日来院して頂き、採血・診察を行い、問題なければ安静解除となります。(病理結果の判明には1週間程度かかります)お仕事も重労働でなければ翌日から可能です。
早期大腸がんの場合は、この内視鏡手術で改善できる場合があります。
当院でも年間数例ではありますが、早期大腸がんを内視鏡切除、改善した症例がございます。
大腸内視鏡検査の流れと注意点
検査前日から検査後までの流れを、注意点を含め順番にご説明いたします。
ご自宅~検査まで
検査前日(ご自宅)
主な準備は下剤の服用と食事制限の2つです。
- 下剤(腸管洗浄剤)を事前にお渡しします。
- 食事については、検査前日は消化の良い食事(食事内容はこちらから指示します。)、または検査食をとり、当日は検査が終わるまで食事はお控えください。
- 水分はとっていただいて結構です。
検査当日(ご自宅からご来院まで)
- 当日の朝、指定された時間から腸管洗浄液を服用ください(不安のある方は院内で服用できます。トイレも近くにございます)
- 指示されたペースで服用していただき(患者さんによって異なります)排泄される便が黄色透明な綺麗な水になったら前処置完了です。
- 指示された時間に来院ください。
検査前(ご来院後)
- 来院後受付を済ませたら、検査着(ズボン)に着替えます。
- 検査台に横になり、おなかを楽にします。力を抜いて楽にしてください。
- ブスコパン®を注射し、腸の動きを止めます。(痛み止めでもあります)
- 肛門に麻酔ゼリーを塗布します。
- ご希望の方には鎮静剤を注射します。ウトウトと眠い状態になります。
- 検査開始となります。
検査中~検査後
検査の方法について
細くて長い内視鏡を肛門から挿入し、大腸全体をモニターで観察します。
※病変があれば生検という細胞の検査をしたり、ポリープがあればその場で取る場合もあります。
検査は15分程度で終了します。
※鎮静剤を使用した方は、作用によりウトウトしている状態の中で終わります。
検査後(ご帰宅まで)
- 着替えが済んだら、検査の結果をご説明いたします。
- 検査結果の説明の後は、すぐにご帰宅いただけます。
※鎮静剤を注射した場合は、少し休んでからお帰りください。 - 検査後はすぐに日常生活に戻れます。
検査後の注意点
食事について
- 注射で腸の動きを止めているため、1時間くらいは食事をお控えください。
※それ以降は、いつも通りの食事をしていただいて大丈夫です。 - 検査中にポリープを摘出した方は、ポリープのサイズや切除方法に応じ、1週間程度の食事制限が必要となります。
- 生検(細胞の検査)をした方は、当日の飲酒はお控えください。
- ポリープを切除した方は、1週間前後は禁酒をお願いいたします。
- 入浴は問題ありませんが、長風呂はおやめください。
- ポリープを切除した方は、当日の入浴はできませんがシャワーは大丈夫です。
- 鎮静剤を使用した場合は、車の運転をお控えください。
- 激しい運動は避けてください。
- ポリープを切除した方は1週間ほど運動を控えてください。
鎮静剤について
胃カメラ、大腸カメラいずれにも医師が必要と認めた場合には点滴を実施の上、鎮静剤の注射を行います。
少しウトウトした状態で検査を行うことになります。
検査終了後にも眠気やふらつきを自覚される方がおられます。
症状の強い方は少し院内で休まれてから帰宅していただきます。
車でのご来院は避けてください(運転手が同伴される場合は可能です)